古は毎年9月5日、氏子三十三ヶ村列座の大祭が行なわれていましたが、慶長四年1599)之を改め、三十三年に一度の式年祭と定まり、渡御、甲冑武士の行列、太鼓踊、鎌踊等の奉納があり格別に賑わう大祭であります。
前々回の大祭は昭和57年に催され、今回の平成26年は慶長4(1599)年に第1回が開催されてから数えて13回目を迎えました。次回は西暦2046年に開催予定です。
九村(くむら) |
余郷(よごう) |
神部(鵜川・駕輿丁の一部)
島村(島)
殿村(川守・岩井)
子之初内(田中・綾戸)
奥村(庄・林・近江八幡市浄土寺)
川上村(川上)
駕輿丁村(駕輿丁) |
橋本、薬師、小口、岡屋
山之上、葛巻、宮井、外原
宮川、蒲生堂、信濃、弓削
山中、七里、須惠、山面
西川、東川、上畑、倉橋部
新巻、横山 |
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大祭の3日間は、三十余郷の各氏神を御榊(おさかき)に移して苗村神社に集結。九村では「八幡山」(川守)、「春日山」(田中)、「三輪山」(綾戸)、「慶龍山」(駕輿丁)、「白鷺山」(川上)の
五基の山車と笛・太鼓・踊り子、甲冑人など約1000人が社前に到着します。 |
九村の 山車5基と、それぞれ古式通りに練習された子ども達の華やかな踊りは見応えがあります。
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八幡山 猩々踊り |
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殿村川守の「八幡山」
禰宜と巫女の人形の飾り物、前には、裃の長老二十四人衆・笛、鉦、太鼓の「せんぎり囃子」八人が山車に乗り「猩々踊り」(しょうじょうおどり)の奉納。 |
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春日山 稚児踊り |
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子之初内田中の「春日山」
昔近江と往来のあった大和の鹿を屋根につけ、古式の踊り、鉦、太鼓の「春日山のお囃し」「稚児踊り」を披露。 |
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三輪山 ころころこ踊り |
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綾戸「三輪山」
大和三輪山のご神体を模し、その上で巻物を声高らかに朗々と読み上げ、続いて人形劇が二幕ある。第一幕は、この地に初めて天降りし苗村神社の祭神と先住民の尼御前との対話、更にそれに続いて祭神の現わす不思議な奇瑞を以て神力の偉大さを物語る。第二幕は、広大無辺な神徳の恵と勤勉な里人達とによる郷土の繁栄を謳歌満悦する情景を物語る。
踊り子は、昔ながらの衣裳で、「ころころこ踊り」歌声に合わせ豊年を祝う。 |
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白鷺山 |
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川上「白鷺山」
五穀豊穣を祝う鳥の白鷺を屋根につけ、笛による「鷺囃し」等が吹奏される楽曲を奉納。 |
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慶龍山 ケンケト踊り 田植踊り |
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駕輿丁「慶龍山」
大蛇がそびえ立つ飾り物、後方の座には竜虎の衣装を身に着けた笛組み、太鼓組、鉦組が着座、囃しを奉納。
山車前で男の子は五穀豊穣を祈る「ケンケト踊り」女の子は古式の「田植踊り」を演じる。 |
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せんにち踊り |
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島の「せんにち踊り」
馬、具足、的、大太鼓、鉦、踊り子による渡り。
踊り方・装束は大変素朴なもので、昔より代々語り継がれて来た。
五穀豊穣を祈願するせんにち踊りを太鼓、鉦の囃子で奉納。 |
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豊年太鼓踊り |
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岩井殿村
「甲冑武士行列」「大太鼓飾り竜」もとぎ太子、笠鉾で、華やかに着飾り、菅笠、花笠を冠った子供達が太鼓を打ち鳴らす「豊年太鼓踊り」鉦の音に合わせ巧みに踊る。手に持つバチは苗に見たてた五穀豊穣踊りである。 |
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田刈踊り しっぽく踊り |
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奥村浄土寺町・林・庄の渡御は村の長老が駕に乗り甲冑武士、踊り子等を率いて五穀豊穣を祝う。長老が駕より降り扇を翳して「田田かれ々々日和よいぞ」の発生により大太鼓が打たれ、「田刈踊り」「しっぽく踊り」は笛、太鼓、鉦の囃しに合わせ巧みに踊りを披露する。 |
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山之上ケンケト踊り長刀仕舞振り |
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山之上のケンケト踊り
毎年5月3日山之上の杉之木神社にて行われる「ケンケト祭り」(無形民俗文化財指定)の総勢百名余りの皆さんが、御旅所においてケンケト踊りの長刀芸仕舞い振りを奉納。
また、渡御から帰り苗村神社の拝殿前でも勇ましく奉納。 |
1982年以前の古記録は古文書にて現存しております。
2014 1982 ----------------------------------------------------- 1599
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